長引く不況は消費の牽引役と言われる女性の購買意識にも大きな影響を与えています。
こうした経済環境下では、“小さな変化であっても積極的に捉え、新たな事業機会を切り拓いていく”

つまり時代の一歩先を見据え、自ら次代の変化を創り出すことが、顧客のニーズを満たし、企業の発展を左右する重要なファクターとなります。

私ども美濃利はこうした認識のもと、顧客にとって真に価値のある存在であるべく、「エンドユーザーニーズ」の具現化に経営資源を集中、確固たる方向性の下、明確な機能と特色を打ち出し、お客様にとって必要な存在となるべく日々努力している次第です。

長い歴史の積み重ねと、硬直化した古い体質と必ずしも同義語ではありません。
時代の中で取り組むべき変化には果敢に挑戦し、守るべきものは頑なに守りぬく。それが企画・デザイン部門を社内に擁し、時代の流行を科学的なマーケティングで捉え、ものづくりにこだわった職人技との融合を図る「美濃利スタイル」であると信じています。

平成14年（2002年）2月の社長就任を期に「21世紀の理念」を策定しました。ものづくり技術を生かしたマーケティング戦略こそが、他人に真似のできない私どものオリジナリティであると考え、邁進する所存です。

今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。